053-582-6480
受付時間:AM8:30〜PM6:30

文字サイズ

矯正歯科

歯並びとは?

通常人は五歳までに乳歯歯列が生えそろい、いろいろな食べ物を噛むことができるようになります。
その後徐々に大人の歯(永久歯)が生え、乳歯と永久歯が交互に生えた混合歯列に代わっていきます。
十二歳ごろには永久歯はほぼ生えそろい、口の中はすべて大人の歯になります。

歯が全て生えそろい、凹凸なく綺麗に口の中に揃っていて、かつ噛み合わせが正しいことを『よい歯並び』といいます。
一見綺麗に並んでいるように見えても、噛み合わせが悪くうまく食べ物をかめなかったり、上と下の歯が反対に噛み合ったりしていると、今後の食生活や健康に影響を及ぼしてしまいます。

お口の中を、鏡でチェックしてみましょう。

矯正治療の目的とは?

矯正治療とは、歯並びをきれいにすることが主な目的ではありません。
歯だけでなく、歯周組織やあご、骨を含む領域を扱う医療であり、決して歯並びだけを治すのではなく、治療の対象には、歯のほかに上下の顎骨や筋、神経も含まれているのです。
大人になり、年を取っていく中で、悪い噛み合わせは深く影響を及ぼします。
永久歯とは、一回生えたらもう二度と生えてきません。
なので、今後長い人生で美味しく食事を楽しむためには、歯を大切にしていかなくてはいけません。
歯磨きさえしていれば、歯は綺麗に保たれるというわけではないのです。

悪い歯並びは、食べ物をかむときに余計な力が加わったりして、あごの骨に影響することがあります。
子供の場合はあごの骨の成長発育に障害を及ぼし、咀嚼がうまく出来ないことは全身の発育に影響を及ぼします。
歯がぼこぼこと並んでいると、歯ブラシの先がうまく汚れをかき出すことができず、虫歯になりやすくなります。

歯と歯の間に隙間があって、唇がうまく閉じることができない場合は発音にも影響し、人間関係のコミュニケーションに不便をきたします。

また審美面にも大きな影響を与えます。
前歯が外に傾いた歯並びを綺麗に直した方は、横顔がすっきりとしたラインになり、自分の顔に自信を持て、性格が明るくなった例があります。
口元が綺麗だと思い切り笑っても、相手に良い印象を与えます。

矯正治療とは、前から見た歯並びをきれいにするだけが目的ではなく、食生活や健康人間関係にも影響を及ぼすとても重要な治療なのです。

◇矯正を考えたら何をすればいい?


まず鏡で口の中をざっくりとチェックします。カチカチと噛んで違和感がないか見たり、前から見た口元の印象をじっくりと観察します。
横顔もチェックして、感じた違和感があれば紙にかき出します。

お子さんの場合は、周りからよく見てもらって、発音は悪くないかや横顔に違和感がないかを観察します。
口の中の違和感に気が付きにくい子が多いので、周りの人がしっかりと見てあげることが重要です。

一見綺麗に並んでいるように見えるけど、不安…と感じたらぜひ歯科医院へ。
感じた違和感を先生に伝えて、一緒に改善を図っていきましょう。

矯正治療は先生の治療はもちろんですが、患者様ご自身の努力を重要になってきます。
ワイヤーをかけて放っておけば勝手に綺麗になる!というわけではありません。
口の中の状況を自分で把握して、直そうという意識を持たなくてはいけません。
お子さんに関しても同様で、矯正治療を理解しないまま行ってもよい結果は得られません。

当院では、患者様への説明はご本人にも付き添いの方にもきちんとさせていただいております。
初診の患者様には時間をお取りして、模型や説明の図を用いた細かい説明まで行っております。

資料もご用意しておりますので、お気軽に医師や歯科衛生士にお尋ねください。

TEL 053-582-6480

矯正治療の流れ


1.初診時の相談

当院へお電話にてお問い合わせください。
お名前と、「矯正治療を考えています」の旨だけお伝えいただければ大丈夫です。
ご希望の日付もお聞きしますので、お手元にカレンダーやスケジュール帳があるとスムーズです。
予約をしたからと言って、矯正治療のスタートにはなりません。

お口の中の様子を見せていただき、レントゲンの撮影、模型の型取りなどを行ったうえで矯正が必要かどうかの説明をさせていただいております。
またむし歯や歯肉炎などの病気を発見した場合はそちらの治療が最優先に行われます。
口の中を健康にしたところがスタートラインです。

相談の際に、お口の中の不安や気になっている違和感や、こうなりたいなどのご希望をヒアリングさせていただきます。
相談は一回ではなく、何度もお話が可能なのでじっくり考えていただけるようにお時間をお取りします。

患者さんには

●現在から終了までの大まかな流れ
●矯正が完了するまでにかかる時間
●使用する装置の説明、装置の選択
●矯正終了までにかかる料金
●患者さんにしてほしいケア
などをきちんと説明させていただきます。
わからないことがあれば何度でも説明させていただきますので、お気軽にお尋ねください。

2.検査と分析

矯正をしたいという意思が固まったら精密な検査を行います。
●正確な模型の型取り(並行模型、マウント模型)
●写真(顔貌、口腔内)
●セファロ(側貌、正貌)
●パノラマX線写真

3. 診断・分析

資料をもとに、歯の並び方や骨格、噛み合わせの状態を多角的に分析します。
患者さん一人ひとりの成長過程や生活習慣もふまえ、今後の変化も予測しながら治療方針を立てていきます。

検査後は、分析結果をもとにした診断と治療計画をご説明いたします。
この段階では、以下のような内容を共有します。

● 現在の歯並び・噛み合わせの問題点

● 治療のゴール(どのように改善されるか)

● 具体的な治療方法(装置の種類・使用期間・通院頻度など)

● 治療にかかる総費用とお支払い方法(治療を受ける方の年齢や歯並びによって変わります)

● 治療に伴うリスクや注意点(歯の清掃の重要さと、医師の指示に従わなかった場合のリスク)

患者さんご自身が内容をしっかりご理解・ご納得されたうえで治療へと進みます。
じっくりご検討ください。

4. 治療開始(装置の装着)

治療計画にご同意いただいた後、いよいよ矯正治療がスタートします。
選択した装置に応じて、初回の装着に1時間〜2時間ほどお時間をいただく場合があります。

装置を装着したあとは、定期的な調整が必要です(通常は1か月〜2か月に1回程度の通院)。
痛みや違和感が出る場合もありますが、多くの方が数日〜1週間ほどで慣れてきます。

5. 矯正治療終了後(保定期間)

矯正装置によって歯がきれいに並び、目に見える治療が終了しても、本当の意味での矯正治療のゴールはまだ先です。
歯は、動かされた直後の状態ではまだ不安定で、元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こりやすいため、保定(ほてい)と呼ばれる期間が必要になります。

この保定期間では、以下のような処置を行います。


  • 保定装置(リテーナー)の装着

    透明なマウスピース型のものや、取り外しできるタイプ、固定式のワイヤーなどがあります。
    患者さんのお口の状態やライフスタイルに応じて選択します。

  • 定期的なチェック(数か月ごと)

    リテーナーがきちんと機能しているか、歯並びに変化がないかを確認するため、来院をお願いしています。
    歯ぐきの状態や、噛み合わせの変化もこの時期に見守っていきます。
  • 保定期間の目安

    目安としては1年半〜2年程度が一般的ですが、個人差があります。
    夜間だけの装着に移行するなど、段階的に使用を減らしていきます。

  • 後戻りが起きた場合の対応

    万が一、歯の位置が動いてしまった場合は、軽度の再治療やリテーナーの再作製で対応することがあります。

きれいになった歯並びを、将来ずっと保つために——。
この保定期間も治療の一環として、しっかりとサポートさせていただきます。
何か気になることがあれば、いつでもご連絡ください。

受付

※土曜日は17:00までの診療です。

午前診療受付 8:30〜12:00
午後診療受付 14:30〜18:30
△ 午前受付のみ
ー お休み

〒432-8053 浜松市中央区法枝町224-1
TEL 053-582-6480
理事長 松下倫人
matsushitadental418@gmail.com